鍼灸師になるためには?

鍼灸師の国家試験の難易度について

鍼灸師の国家試験の難易度について 鍼灸師は国家資格なので、鍼灸師として働くためには国家試験に通過する必要がありますが、鍼灸師国家資格の難易度は受験者数や合格率を見ることである程度判断することができます。
2021年度に実施された試験では、はり師の場合は受験者が3,853名、合格率は70.0%でした。
一方のきゅう師の場合は受験者が3,797名、合格率は72.2%となっています。
2017年度に実施されたはり師の試験では受験者数4,622名に対して合格率が57.7%と、年度によって合格率は変動しますが、どちらの試験も約70%の方が通過しているので難易度はそこまで高くないと言えるでしょう。
しかし、在学中にコツコツと勉強するのはもちろん、十分な試験対策をしておくことが大切です。
なお、はり師ときゅう師の試験を同時に受験すると一方の共通科目が免除となるので、できることなら同時での取得を目指すことをおすすめします。

鍼灸師の資格取得までにかかる費用

鍼灸師の資格取得までにかかる費用 鍼灸師になれば、鍼と灸の治療を患者にすることが可能です。
おもに自身の治療院を持つほか、雇用というスタイルで働くことも可能です。
まず最初に専門学校に進学して、2年間学んだ後に国家資格を取得することを目指さないといけません。
ここでは簡単に、鍼灸師になるための費用について解説していきましょう。
2年間の専門学校の学費は、全国的な相場で200万円となります。
このなかには入学金から授業料も含まれており、教材費も入っています。
なかには夜間コースを用意しているところもありますが、そこでは2年間だけでなく3年間と1年だけ通学期間が長くなりますが、必要な費用は同額です。
鍼灸師の場合、治療をおこなう施術者となるので必須科目が多いのが特徴です。
そのため、ほかの資格を取得するための学校よりも必要なコストが1.5倍ほど高いのも特徴になっています。